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アルテリ 17号
¥1,320
熊本の橙書店さんの発行する文芸誌です。 2024年2月22日発行
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小さきものの近代2
¥3,300
明治維新以後、昭和の敗戦まで、日本は一人一人が国民的自覚を強制された時代だった。そのような時代に、天皇制国家の中で抵抗し、国家や権力と関係なく自分を実現しようと考えた人たちがいた。一人一人の「維新」を鮮かに描く比類なき叙述‼◆本書で絶筆・未完。 〈目次から〉草莽たち/明治初期農民騒擾/文明開化/岩倉使節団と明治六年政変/立身出世/明治十年戦役/土佐派の面々/愛国社と国会開設運動/明治十四年政変と自由党結成/県令三島通庸/激化事件と自由党解党/お鯉物語/解説・三浦小太郎 目次 第十章 草莽たち 第十一章 明治初期農民騒擾 第十二章 文明開化 第十三章 岩倉使節団と明治六年政変 第十四章 立身出世 第十五章 明治十年戦役 第十六章 土佐派の面々 第十七章 愛国社と国会開設運動 第十八章 明治十四年政変と自由党結成 第十九章 県令三島通庸 第二十章 激化事件と自由党解党 お鯉物語 解説・三浦小太郎 (出版社ホームページより) 渡辺京二 弦書房 368頁 2024年2月15日発行
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小さきものの近代1
¥3,300
『逝きし世の面影』『江戸という幻景』『黒船前夜』『バテレンの世紀』に続く、日本近代素描。鮮かに浮かび上がる、名もなき人びとの壮大な物語。維新革命では、国民ひとりひとりの小さきものの幸・不幸など問題ではなかった。本書では、国家次元のストーリーではなく、近代国民国家建設の過程で支配される人びと=小さき人びとが、その大変動をどう受けとめ、自身の〈近代〉を創り出すために、どのように心を尽くしたかを描く。 (出版社より) ------ 『小さきものの近代1』 渡辺京二 弦書房 2022年7月
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渡辺京二✕武田修志・博幸 往復書簡集 1998~2022
¥2,420
1998年に名著『逝きし世の面影』を世に問うてから昨2022年12月25日に逝去する直前まで、25年間続いた書簡の往来をまとめた一冊。〈知の巨人〉渡辺京二が晩年のこの期間にどのような道を生きようとしたのか、が浮かび上がる。その渡辺京二から「若き同行者」とも呼ばれた武田修志(ドイツ文学者)・武田博幸(ギリシア哲学、日本古典研究者)兄弟は、文学・歴史・思想の道を共に歩もうとした。彼ら3人は、その強い意志の交流を手紙文の形にして残した。「学ぶ」とはどういうことかを黙考せずにはおれないものが伝わってくる書簡集。 目次 Ⅰ 一九九八年四月~二〇一〇年十二月/ *『逝きし世の面影』刊行前から『黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志』刊行後まで Ⅱ 二〇一一年一月~二〇一八年二月/ *『黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志』刊行翌年から『バテレンの世紀』刊行後まで Ⅲ 二〇一八年二月~二〇二二年十二月/ *石牟礼道子逝去後から渡辺京二逝去直前まで 最後の「旅の仲間」―あとがきにかえて 渡辺京二主要著書 (出版社ホームページより) 渡辺 京二 武田 修志 武田 博幸 弦書房 392頁 2023年12月31日発行
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《新装版》黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志
¥2,420
ペリー来航以前、アーリイモダンの時代に、ロシアはどのようにして日本の北辺を騒がせるようになったのか。 国家を持たない民・アイヌの魅力を浮き彫りにしながら、ロシアと日本の外交の駆け引きを、双方の人物たちを通して描く。〈相互尊重の精神〉が生きていた時代、豊富なエピソード、細部へのこだわりによって当時の北方世界(カラフト、カムチャツカも含めた蝦夷地)を鮮やかに描いた名著の新装版!!◆本書で、第37回《大佛次郎賞》受賞 目次 第一章 はんべんごろうの警告 第二章 シベリアの謝肉祭 第三章 日本を尋ねて 第四章 蝦夷大王の虚実 第五章 アイヌの天地 第六章 アイヌ叛き露使来る 第七章 幕府蝦夷地を直轄す 第八章 レザーノフの長崎来航 第九章 レザーノフの報復 第十章 ゴローヴニンの幽囚 エピローグ (出版社ホームページより) 渡辺京二 弦書房 432頁
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《新装版》 ヤポネシアの海辺から 《対談》島尾ミホ 石牟礼道子
¥2,200
2003年に小社で発行した島尾ミホ(1919-2007)と石牟礼道子(1927-2018)の対談を新たな装いで刊行。この二人の対話集は、現時点では本書のみ。話すことばと書くことばの違和感についてなど貴重な視点が多く収録されている。「ヤポネシア」という語の創出者・島尾敏雄の作品群を挟んで海辺育ちの二人が時空を超えて語りあう様子は、対談が行われた鹿児島県の吹上温泉・みどり荘という場所もあいまって、どの頁からも海と空のあいだから湧き上がる深く静かなことばが語りかけてくる。 目次 ハレの日の賑わい 奄美の正月料理 豊かな海の幸 男が作る正月料理 聖なる水の感触 年の祝いの準備 ハレの日の感覚 声が伝える思いの深さ 神に唱えて遊ぶ 文字にしにくい肉声 南島歌謡の世界 テレビが変える日本人の表情 鳥だちと心通わせる 『死の棘』の内側 『死の棘』の完成まで 島尾文学の内殿 血肉化したふるさと 作品を通して夫と対話 神話的世界の葛藤 神が作った国 海の声 神が上がってくる渚 ヒルギ林の満潮の夜 変質と喪失 誇れる自然との共存 感性はぐくむ自然 ふるさとに住む、ふるさとを書く 安住の地を求めて トントン村のこと ふるさとで暮らしたい 聖域としてのふるさと 男・女・夫婦 それぞれの夫婦のかたち 男の役割・女の役割 ほんとうの豊かさとは 血肉としての信仰 二度の結婚式 得度と法名 雑念をしずめるお経 宗教以前の世界 海山の精との交響 書き残していること 未完の絶筆を書き継ぐ 『苦海浄土』の完結を 石牟礼 道子 島尾 ミホ 弦書房 220頁 2023年1月30日発行
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グランパより萌那へ
¥1,760
河合塾で長年、国語科講師を務めてきた著者が自身の孫・萌那と若い世代へ静かに語るメッセージ。「子どもから大人に向かいつつある中学生か高校生の萌那が、これからの自分の人生について考えるヒントの一つでもこの文章の中に見い出してくれたらと思っています」。目次から―グランパより萌那へ/一人のやさしい人の存在/人と違う自分/いくつになっても友だちは出来る/ほんとうの心の友/学校の勉強について/自然のすばらしさについて/肩書きのある人とない人/教師としてのグランパ/読むことと書くこと/他 目次 Ⅰ グランパより萌那へ 一 一人のやさしい人の存在 二 人と違う自分 三 いくつになっても友だちは出来る 四 ほんとうの心の友 五 学校の勉強について 六 看護師という職業 七 自然のすばらしさについて 八 馬出ばあちゃんのこと 九 グランパのお父さんのこと 十 肩書きのある人とない人 十一 教師としてのグランパ 十二 読むことと書くこと 十三 新聞について 十四 大学並びに学者について 十五 ばあばのこと(結婚について) 十六 グランパの故郷 十七 みんないっしょがいい Ⅱ 私の少年時代 一 阿蘇への引っ越し 二 市原での日々 三 川の思い出 四 駐在巡査の父 五 忘れられない三つのこと 六 少年の恋 七 兄のこと、母のこと 八 村の外での経験 九 南小国中学へ入学 十 下宿生活 十一 別れといじめ 十二 少年時代の終わり Ⅲ 高校生の萌那へすすめる本 一 渡辺京二著『逝きし世の面影』 二 カズオ・イシグロ著『日の名残り』 三 アンナ・マグダレーナ・バッハ著『バッハの思い出』 四 石牟礼道子著『椿の海の記』 五 ジェイン・オースティン著『自負と偏見』 武田 博幸 弦書房 208頁 2023年5月発行 (出版社ホームページより)
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ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発
¥2,860
確かな歩幅で選ばれた詩人の言葉が、背中を向けようとする歴史を今に留める。――堀江敏幸 この世界のすべての水は故郷の水とどこかでつながっている。この鋭く優しい描写に身をゆだねれば、知らなかった土地にも泳いでいける。――奈倉有里 バルカン半島の国セルビア在住の詩人・山崎佳代子による最新エッセイ集。二千年の間に百五十もの戦争によって破壊され、そのたび蘇ったことから不死鳥に例えられる首都・ベオグラード。その地から、ヨーロッパ第二の大河と呼ばれるドナウ河に繫がる小さな支流をめぐり、時間の旅が始まる―― 本書に記録した町や村は、いずれもベオグラードに劣らず、苛酷な歴史をくぐりぬけてきた。それぞれの町、それぞれの村が、それぞれの過去を秘めている。ラキアと呼ばれる土地の火酒やワイン、肉料理やチーズの味、人々の暮らしぶりには、土地の風が香り、小さな水のささやきが聞こえるだろう。小さな水たちは、ドイツの「黒い森」から流れ出るドナウ河に溶け込んで、黒海へ旅を続けていく。あなたの旅が始まろうとしている。今は形を失ったもの、見えないものに思いを馳せるとき、土地はあなたの書物となる。よき旅を祈る。――「旅がはじまろうとしている」 目次 プロローグ 旅がはじまろうとしている 地球は震えている 東京からベオグラードへ 秋の海、ではなく ドナウをくだりスメデレボの古城へ 石、風、火 ドナウをわたりルーマニアへ 村、水、炎 モラバ川をたどってゴロビリェへ 橋と子供 サバからドナウへ哀しみは流れ 鳩たちの砦 ドナウをくだり古城ゴルバッツへ 廃屋のある情景 ミロブシティツァ川をたどりルタニ山へ 移動の詩人ベンツロビッチ ラーチャ川からドナウへ 寒い日々の物語 ドナウをのぼりノビサドへ 円卓会議の故郷 ドナウをのぼりスレムスキー・カルロウツィへ 『ドリナの橋』へ船の旅 ドリナ川をのぼりビシェグラードへ 茜色の大聖堂 イバル川をたどりジチャ修道院へ 水の妖精 ドナウをくだりレペンスキー・ビルへ はるかな薔薇色の国 サバ川の岸辺から 丘に眠る人々 ドリナ川をたどりバリェボへ 水のはじまり ドリナ川からターラ山の水源をたどって 骸骨の物語 ニシャバ川をたどりニーシュへ 大地は力を尽くして ドリナ川をわたりロパレ町へ 聖なる水とクジャク ドナウをたどり東セルビアへ ベオグラード物語 ドナウがサバ川と出会うとき 人形たちの声 バニツァ強制収容所記念館にて 子供と小鳥 ドナウに浮かぶ大戦争島から エピローグ 旅のための書物たち 初出一覧
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〈寝た子〉なんているの?ー見えづらい部落差別と私の日常
¥2,640
「差別はもうない。〈寝た子〉を起こすな」と言われがちな部落問題。東京生まれの部落ルーツ、シングルマザーの著者は子どもやママ友に〈部落〉をどう伝える!?? 「知らないままでいたかった」とも「知らずにいてすみません」とも思わせず、風通しが良いのにずっしり響いた。 この「世界」は、私たち次第で、もっとよくなる。ー温又柔(小説家) 日常から差別について伝える、まったく新しい部落ルーツエッセイ 「夕ご飯何にしようとか、幼稚園でこんなことがあったらしいとか、私たちはおしゃべりをしながら子どもが遊び終わるのを待つ。そういう日常の話題と同じように、その日は私は公園で、いつも通りのトーンで、部落の話をした」 関西の被差別部落出身で解放運動をする両親のもと、東京の部落ではない町で生まれ育った著者。家では両親から「差別に負けるな」と言われ、外では「部落なんて知らない」と言う友人たちに囲まれ、混乱しながら自分なりの部落差別との向き合い方を探り大人になる。やがて2児のシングルマザーとなった著者は子どもに、ママ友に部落をどう伝える!? 日常の中で見えづらい差別は当事者をどう惑わせ苦しめるのか。泣いて笑って、やがて日本社会の様々なマイクロアグレッションに気付かされる、まったく新しい痛快自伝エッセイ。帯:温又柔 ◉目次◉ 1「部落解放運動」の家に生まれて おじいちゃんの爪/大きくなったら何になる?/「歌ってはいけない歌」君が代/〈部落〉が理由で就職できない!?/結婚差別ー会えない父の妹/「ある」のに「ない」とされること/「部落差別はない」と先生は言った/「運動」の家からの独立etc... 2〈部落〉を子どもにどう伝える? 結婚と出産/「養ってもらってる」から仕方ない?/〈部落〉を伝えるサイトを作る/ママ友とする部落の話/セクシュアルマイノリティの友だち/女の子だから・男の子だから/ママが、その“ぶらく”なの?/裁判の原告になる/「寝た子を起こすな」とマイクロアグレッション/「部落ルーツですっ」etc... 著者について 上川多実(かみかわ・たみ)1980 年東京都生まれ。関西の被差別部落出身の両親のもと東京の部落ではない地域で育つ。佐藤真監督のもと映画美学校でドキュメンタリー映画制作を学び、00 年、自らの家庭を撮った『ふつうの家』を発表。仲間とともに「わたし」から始まる「部落」の情報発信サイト「BURAKUHERITAGE」を運営。現代の部落差別について講演活動を行う。2児のシングルマザー。趣味は韓国ドラマとDIY。本書が初の単著。 里山社 上川 多実 装丁:名久井直子 2024年2月5日・刊 288ページ 四六判並製/カバー帯あり 装画:花松あゆみ (出版社ホームページより)
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新百姓 1号
¥3,150
新しく刊行がスタートした雑誌「新百姓」。 テーマ、思想、ビジュアル、対談、インタビューなど全てこれからの時代を考えるためのアイディアが満載の注目の雑誌です。 1号のテーマは「水を読む」。 シリアルナンバーつき、増刷を行わない新しい発行スタイルです。 (当店のオンラインストアよりご購入時には、シリアルナンバーはランダムに出荷となります) 編集室より ■『新百姓』とは:人間の創造性の解放を促す雑誌 『新百姓』では、「どうすれば人間はシステムの支配から解き放たれ、つくることを思い切り楽しめるか?」 (Why can’t we be playful everyday?)を根底の問いに掲げています。 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。 そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探究している人たちの問いと実践の物語を紹介する雑誌です。 毎号、古来から人間が行ってきた根源的な営みを1つずつ特集テーマに掲げ、その意味を深め、捉え直して転回することを試みます。
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新百姓 0号
¥2,200
SOLD OUT
新しく刊行がスタートした雑誌「新百姓」。 テーマ、思想、ビジュアル、対談、インタビューなど全てこれからの時代を考えるためのアイディアが満載の注目の雑誌です。 シリアルナンバーつき、増刷を行わない新しい発行スタイルです。 (当店のオンラインストアよりご購入時には、シリアルナンバーはランダムに出荷となります) 編集室より ■『新百姓』とは:人間の創造性の解放を促す雑誌 『新百姓』では、「どうすれば人間はシステムの支配から解き放たれ、つくることを思い切り楽しめるか?」 (Why can’t we be playful everyday?)を根底の問いに掲げています。 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。 そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探究している人たちの問いと実践の物語を紹介する雑誌です。 毎号、古来から人間が行ってきた根源的な営みを1つずつ特集テーマに掲げ、その意味を深め、捉え直して転回することを試みます。
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孤独先生 上林暁傑作小説集
¥3,080
昭和初期を代表する小説家の上林暁の短編集です。夏葉社から3冊目となり、今回も選者は山本善行さんです。 川端康成の『伊豆の踊子』にも比される冒頭の「天草土産」や、旧制中学の教師を描いた「孤独先生」など遠い過去が描かれながら、読み手の心には生き生きとした力が生まれてくるように感じます。 表紙だけでなく、最後の短編「手風琴は古びた」には阿部海太さんの挿絵も入って出来ています。 旧漢字と旧かなづかいを新漢字、新かなづかいに変えただけでルビも少なく、基本的に文字だけを追う本の体験が、この本によってまたひとつ現代へと更新されたように感じます。 (ルリユール書店) ------ 『孤独先生 上林暁傑作小説集』 上林暁・著 山本善行・選 夏葉社 2023年4月
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里山通信0号
¥660
ひとり出版社、里山社さんのZINE「里山通信」0号です。 『どこにでもある どこかになる前に 〜富山見聞逡巡記』の著者、ピストン藤井こと藤井聡子さんとのzoom対談をはじめ、藤井さん、社主の清田麻衣子さんのエッセイを収録。 入魂の里山社の刊行案内パンフレットも同封。 こちらもとても興味深いです。 (ルリユール書店)
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どこにでもあるどこかになる前に。〜富山見聞逡巡記〜
¥2,090
地方都市在住者、出身者、そして地方都市を愛するすべての人々へ捧ぐ、Uターン者による笑って泣ける〝第二の青春〟エッセイ。新幹線も開通し、コンパクトシティをうたう再開発で、一見、開かれた町になった富山市中心部。だが郷愁と個性を失いどこにでもありそうな姿になった町に、08年、30歳直前でUターンしたライター、藤井聡子は戸惑いを覚える。見た目は「開かれて」いても結婚出産を迫る閉鎖的価値観は相変わらず。閉塞感に抗い、失われる町を記録しようとミニコミを作り始めた彼女は、迷い、傷つき、悩みながらも個性的な富山県民に出会い、第2の青春を見つけていく。 (出版社より) 目次 プロローグ 失われた「寂しい富山」 第1章 迷走上京物語 第2章 都落ち・独身・アラサー女の憂鬱 第3章 個として生きるシンボル、総曲輪(そうがわ)ビリヤード 第4章 「富山、めっちゃおもしーから」 第5章 開かれた異界としてのドライブイン、日本海食堂 第6章 新世代カルチャー産む西別院裏、長屋界隈 第7章 ワイルドサイドゆくブルースシンガー、W.C. カラス 第8章 拝啓、フォルツァ総曲輪様 第9章 ここでしか会えない人 長めのプロローグ 曇り空の下で。 出版社から一言 すべての地方都市に共通する、失われていく郷愁と、相変わらず抱える閉塞感。しかしそれでも滲み出る愛おしさを綴った、笑って泣ける〝第二の青春〟エッセイ。地元の良い面悪い面に体当たりしては滑って転んで、それでも立ち上がる著者の姿に共感できる部分がたくさん見つかるはずです。
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インディアナ、インディアナ
¥2,310
訳者の柴田元幸氏のサイン本。 紹介 “切れぎれの回想、現在のノアの心理、オーパルからの手紙、ノアの父ヴァージルや母ルービーをめぐる一連の奇妙な逸話…。 事実は見えなくても、ノアの胸に満ちる強い喪失感は、一ページ目からはっきり伝わってくる。その静かな哀しみが、ノアと猫たちとのどこかとぼけたやりとりや、ノアの父親ヴァージルのやたらと衒学的な物言いなどから浮かび上がる淡いユーモアと絶妙に混じりあい、それらすべてが、文章教室的規範から逸脱することを恐れない自在の文章で語られることによって、この作品を、昨今の小説には稀な、とても美しい小説にしている。”(訳者・柴田元幸) 哀しみを抱えるすべての人へ。 2006年刊行の「とても美しい小説」を復刊しました。 著者プロフィール レアード・ハント (レアード ハント) (著/文) 一九六八年シンガポール生まれ。少年時代に祖母の住むインディアナの農場に移り、ここでの体験がのち小説執筆の大きなインスピレーションとなる。これまでに『インディアナ、インディアナ』『優しい鬼』『ネバーホーム』(以上、邦訳朝日新聞出版)、The Evening Road など長篇九冊を刊行。『ネバーホーム』は二〇一五年フランスで新設された、優れたアメリカ文学仏訳書に与えられるGrand Prix de Littérature Américaine第一回受賞作に。最新作Zorrie (2021)は全米図書賞最終候補となる。現在、ブラウン大学教授。 柴田元幸 (シバタモトユキ) (翻訳) 1954年、東京生まれ。米文学者、翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン(上・下)』(トマス・ピンチョン著、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』の責任編集も務める。 (出版社より) ------- 『インディアナ、インディアナ』 レアード・ハント(著/文)柴田元幸(翻訳) 発行:twililight 四六変型判 縦194mm 横123mm 厚さ2mm 256ページ 仮フランス装
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「その他の外国語文学」の翻訳者
¥2,090
『「その他の外国文学」の翻訳者』はタイトル通り某書籍の通販サイトにて「その他の外国文学」としてくくられる言語の翻訳者たちへのインタビュー集。 ヘブライ語の鴨志田聡子さん、バスク語の金子奈美さん、マヤ語の吉田栄人さん、チェコ語の阿部賢一さんなど、外国文学ファンに人気の訳者たちへのインタビュー集。 どうしてその言語を学び始めたのか、少数言語を学ぶうえでの困難、そして、マイナー側から見た、メジャーに偏重していく世界のバランス・・・。 軽やかな本ながら、大きく世界を見つめた、風通しのよい果敢な一冊。 訳者のインタビューを読んで手に取りたくなった本もたくさんありました。 コアな外文ファンにも、外国文学にあまり馴染みのない方にもおすすめの一冊です。 (ルリユール書店) -------- 【出版社からの紹介】 「その他」の側から世界を見る 翻訳大国日本。多くの外国文学が翻訳され、読まれている。その中には日本では学習者が少なく、「その他」とくくられる言語によるものも含まれる。 しかし、「その他」だといって存在感が小さいわけではない。インディペンデントな文学賞として知られる「日本翻訳大賞」の第1回大賞の2作品は、韓国語とチェコ語による作品だった。いずれも「その他」に分類される作品が、読者からも、翻訳者からも多くの評価を得たこと自体が、このカテゴリーの奥深さのあらわれではないだろうか。 では、「その他」を生み出しているのはどのような翻訳者たちなのか? 日本では馴染みの薄い言語による文学を、熱意をもって紹介してきた9人の翻訳者が、その言語との出会いや学習方法、翻訳の工夫、そして文学観を語るインタビュー集。 序文・斎藤真理子 鴨志田聡子(ヘブライ語) 星泉(チベット語) 丹羽京子(ベンガル語) 吉田栄人(マヤ語) 青木順子(ノルウェー語) 金子奈美(バスク語) 福冨渉(タイ語) 木下眞穂(ポルトガル語) 阿部賢一(チェコ -------- 『「その他の外国語文学」の翻訳者』 白水社編集部(編集) 発行:白水社 四六判 228ページ
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僕の知っていたサン=テグジュペリ
¥2,200
「城砦」、「素描」、「庭師」の三篇からなる『僕の知っていたサン=テグジュペリ』に、『33日間』、『証言 1940-1944年の日記』の抜粋、サン=テグジュペリの死後10年目の夏に書かれた日記の抜粋、写真、サン=テグジュペリからレオン・ウェルトに宛てられた手紙、二人の年譜を加えて編まれた。 (出版社より) 目次 巻頭エッセイ 『城砦』に至る沙漠の道(池澤夏樹) 僕の知っていたサン=テグジュペリ(序幕 供述 一九四〇‐一九四四年 或る日記の抜粋 何通かの手紙… 一九三九‐一九四〇年 僕の知っていたサン=テグジュペリ 写真 アンベリュー飛行場一九三五年夏 とりとめのないノート) 『僕の知っていたサン=テグジュペリ』 SAINT-EXUPÉRY TEL QUE JE L'AI CONNU… Werth, Léon(著/文)藤本 一勇(翻訳) Werth L'eon(著/文)ウェルト レオン(著/文) 発行:大月書店 縦20mm 191,5ページ 2012年9月刊
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100分de名著 星の王子さま
¥1,100
砂漠に不時着した飛行士が、遠い星から来た不思議な少年と出会う物語『星の王子さま』。子どもの心の大切さを説く哲学的童話として、いまなお多くの人を魅了し続ける。一度読んでも「?」がいっぱいの、謎めいた挿話の向こうに見えてくるものとは何か。内側からの作品理解はもちろん、新たな特別章「味わいながら目指すいい人生」などを加え、サン=テグジュペリが物語にこめた「目には見えない幸せの世界」を読み解いていく。 (出版社より) 目次 はじめに 見えない幸せの世界 第1章 子どもの心を忘れずに 第2章 悲しい勘違い 第3章 本当の絆のつくり方 第4章 すべては心で変わる ブックス特別章 味わいながら目指すいい人生 『NHK「100分de名著」ブックス星の王子さま』 水本 弘文(著/文) 発行:NHK 縦190mm 157ページ 2013年刊行
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90歳セツの新聞ちぎり絵
¥1,980
家族のために働き続けた彼女の転機は、90歳で訪れた。 奈良県桜井市生まれ、在住の木村セツさん90歳。ツイッターアカウント「90歳セツの新聞ちぎり絵」のフォロワー数はなんと3万人以上。テレビ出演も引きも切らない。 銀行員、養鶏、喫茶店農業…様々な仕事をしながら趣味ももたずに働き続けて彼女が、夫を亡くした明くる年、2019年元旦から始めた新聞ちぎり絵で才能が開花したのだ。 日常にあるものを題材に新聞紙を使って生み出す作品は、作る歓びに溢れ、精緻なのにユーモラス。一年で70点以上制作した作品は、戦前生まれで昭和を駆け抜けた、90年分の人生が詰まっていた--。 生活を慈しむことの大切さと、おばあちゃんと一緒に過ごした日々の懐かしさ、そして、いくつになってもものを作る歓びを呼び覚まさせてくれる一冊です。 コミカルなコメントとともに綴る、どこか懐かしく日常賛歌のような、新聞ちぎり絵+ライフ・ヒストリー。 目次 新聞ちぎり絵作品集(コメント付き)/「新聞ちぎり絵」の作りかた/セツさんライフヒストリー 前書きなど 「こんなにえらい熱中するもんなかったなあ。食べるだけが趣味でした。もうずっと働 いてました。おとうさんが前の年の十一月三十日に亡くなって、何もすることなくなって、二〇一九年一月一日、元旦から新聞ちぎり絵始めました。わたしもちぎり絵するから、おとうさんのこと、ほんまに全然思わんようなりました」 (出版社データベースより) ------ 『90歳セツの新聞ちぎり絵 』 木村セツ(画) 発行:里山社 A5判
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94歳セツの新聞ちぎり絵日記
¥2,090
シリーズ累計3万部突破!92歳から94歳までに作ったユーモア溢れる新作ちぎり絵と創作の日々を綴る日記作品集。 90歳で夫の他界を機に新聞ちぎり絵を始めた木村セツさん。 第3弾は2021~2023年1月までの2年間の日記と新作ちぎり絵を収録。一躍時の人となり、世界も大きく変わったこの2年も、セツさんは毎朝仏壇神棚に手を合わせ、ちぎり絵を作り、よく食べ、猫と遊び、まわりに感謝。94歳になっても変わらないルーティンとますますおいしそうな新聞ちぎり絵にほっとする時間が流れる日記作品集です。 著者プロフィール 木村 セツ (キムラ セツ) (著/文 | イラスト) 1929年(昭和4年)1月7日奈良県桜井市生まれ。戦争中は学徒動員で紡績工場で働く。戦後、銀行に勤めるが、家庭の事情で退職。三人の子供を育てながら、養鶏、喫茶店、農業など仕事に励む。2018年年末に夫を亡くし、2019年元旦から娘の勧めで新聞ちぎり絵を始め、才能が開花。孫がツイッターで作品を発表すると、その作品の細かさ、鮮やかさ、作品のユーモラスな可愛らしさなどがたちまち話題となり、NHK「あさイチ」ほか雑誌や新聞でも話題に。ツイッターアカウントはフォロワー数7万6千人以上(2023年2月現在)。既刊に『90歳セツの新聞ちぎり絵』『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』(ともに里山社)、イラストレーターで漫画家の孫、木村いことのコラボ絵本『おてがみであいましょう』(理論社)がある。 (出版社より)
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谷川俊太郎 絵本★百貨典
¥4,400
東京で開催中の展覧会「谷川俊太郎 絵本★百貨典」の図録が入荷しました。 これまで刊行された絵本を鮮明な図版と谷川俊太郎のインタビュー、また絵本にまつわるエッセイなど、贅沢に収めています。 図版が鮮明で写真の枚数も多いので、一つの作品がたっぷり味わえます。 24歳で自費出版した写真と詩の『絵本』から、最新作『ここはおうち』まで収録。 なかなか実物を目にすることが少ないものもあり、美術館をゆっくり好きなだけ鑑賞しているような気持ちになれます。 福岡にも巡回してほしい、と切に思う1冊です。 出版社:ブルーシープ 2023年5月
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アルテリ 15号
¥1,320
橙書店発行 2023年2月 目次は写真2枚目をご覧ください。 渡辺京二さんがアルテリ創刊号に寄せられた「激励」を再掲。ぜひ読んでいただきたい、素晴らしい文章です。
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目に見えぬ詩集
¥2,860
美篶堂の製本職人が一冊ずつ手製本で仕上げています。 本文書体は谷川俊太郎の詩のために、書体設計士の鳥海修によって作られたオリジナルのものが使用されています。 本の隅々まで眺めたくなる、美しい本です。 (ルリユール書店) 谷川俊太郎・詩、沙羅・木版画、美篶堂・編 製本 Book&Design刊 2022年10月
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バラの国の唄がきこえる
¥3,630
ブルガリアで18歳まで育ったアーティスト、ビリャナ・ストレムスカによるブルガリア民謡の世界観を水彩画で描いた美しい本です。 アメリカで長く生活した際に出会った、ブルガリア出身のダンサーや歌手など沢山の人たちからもらったインスピレーションを水彩画で表現しています。 山間に沈む夕日の美しさや、恋人たちの睦みあう姿など、水彩画の色あいに目を奪われます。 ブルガリア民謡から伝えられる、民俗文化の神秘性や精神性を美しい絵と造本で味わえます。 製本は美篶堂による、手製本です。開きやすく、ゆったりと本を楽しめます。 (ルリユール書店) ゆめある舎 2022年3月発行 24×18×0,8cm