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Decolonize Futures vol.2
¥1,650
【10/4,10/5の読書会テキスト!】 [出版社ホームページより] 2023年は、観測史上最も暑い年でした。気候変動によって台風や豪雨の被害が年々悪化している状況が、もはや当たり前のように感じてしまいます。環境の危機は、気候変動だけではありません。地球上の様々な生物種が、類を見ない速さで絶滅している「第6の大量絶滅」に入ったと言われています。 環境破壊や気候変動が悪化してきた歴史の背景には、環境破壊を肯定し推し進めてきた経済や政治、そして文化があります。植民地主義を通じて、植民地の人々や自然を搾取可能な「モノ」とみなし、土地を征服し切り開いてきたことが歴史的な環境破壊へと繋がっていきました。 Decolonize Futures Vol. 2「脱植民地化と環境危機」は、環境危機の根底にある植民地主義を批判し、オルタナティブな未来の可能性を研究する方々とのインタビューを収録した一冊となっています。 立教大学特任准教授の中野佳裕さんと、オーフス大学助教授の本田江伊子さんを招き、脱植民地化運動が様々な変化を遂げながら展開されてきた歴史、脱成長から考えるオルタナティブな未来の可能性、歴史をイデオロギー化せずに複数形の語りをすることの重要性といったトピックについて深掘ります。 ・Vol. 2『脱植民地化と環境危機』 ・全96ページ
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Decolonize Futures vol.3
¥1,650
[出版社ホームページより] 今日の日本社会では、アイヌの人びとや文化を、SDGs推進やダイバーシティ・環境問題への取り組みの中で記号化・商品化し、市場において消費する植民地主義的構造が存在しています。 消費はマーケットの中のみならず、アイヌ文化や伝統を学術的や知的に考え論じる際にも、歴史的な差別や植民地主義による貧困、そしてその中でアイヌの人びとの身体が傷つけられ命が失われた事実を見過ごし、思想としてアイヌを消費してしまうことにも及びます。 また、植民地主義について考える際に、殖民者/被植民者、当事者/非当事者、加害者/被害者といった二元論的なフレームワークで語ることにより、その二元論から抜け落ちてしまう人びとの生や複雑な現実が不可視化されてしまいます。 「アイヌと脱/植民地化」と題したVol. 3では、北海道大学 アイヌ・先住民研究センター准教授で自身もアイヌの出自を持つ人類学者の石原真衣さんとともに、どのようにして記号化や消費に抗い、二元論的な構造に当てはまらない現実における脱植民地化を考えうるか、ということについて思考していきます。
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Decolonize Futures vol.1
¥1,650
[出版社ホームページより] 「家父長制、白人至上主義や人種差別。社会に存在する不平等や格差の原因は、植民地主義にあるのかもしれない。」 物理的な植民地支配が多くの地域で終わったにも関わらず、欧米諸国が行った経済的搾取や文化的な支配を通じて、暴力的な構造は今も私たちの生活に根付いています。 植民地主義の世界観では、欧米の文化が世界の中心であり、「シスヘテロ男性、白人(日本では人種的マジョリティである日本人)が最も人間らしい存在と見なされるヒエラルキーが生まれます。そして「女性/性的マイノリティ/有色人種の人々/非西洋の人々など」はヒエラルキーの下に位置付けられ、搾取され続けてきました。 Vol.1は、こうした現状に警鐘を鳴らし、フェミニズム、反人種差別がいかに脱植民地化と繋がるかを考える一冊です。 本号ではニューヨーク市立大学リーマン校のラローズ・T・パリス教授を招き、複数の社会課題が植民地主義と交差する様子に焦点を当てたレクチャーを行い、その講演を記事化しました。本文では、レクチャーや参加者との対話を可視化し、今の日本社会や言論空間において「脱植民地化」に関心を抱いた参加者と、ラローズ・T・パリス教授の対話の記録も紹介しています。
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幸せのマニフェスト
¥3,300
ステファーノ・バルトリーニ 著、中野佳裕 訳 四六判/360ページ 2018年8月 誰もが幸せになりたい。だが、多くの人たちが幸せとは感じていない。 その根本的な原因は関係性の質の悪化である。 そして、最も模倣してはならないのが米国だ。 先行研究によれば、消費主義に大きな価値を置く人は、 そうでない人と比べて幸福度は低く、 不安や苛立ちの諸症状やうつ病の高いリスクを抱えている。 多くのデータと多方面にわたる考察から、現代社会の不幸せの原因を探り、 解決の方向性を示す。 目次 日本語版への序文 序 章 幸福の逆説 第Ⅰ部 短いマニフェスト 1 現代社会の病理 2 病の原因 ――価値観の変化 3 病の治療法 ――関係を豊かにする政策 第Ⅱ部 米国 ――模倣すべきではない事例 1 米国人がいつも不幸せで、常に長く働かなければならないのはなぜか? 2 関係性の悪化が経済成長を生む 第Ⅲ部 関係の質は何に依存するのか? 1 市場、価値、関係性 2 欲望の製造 ――マスメディア 3 人間は商品を買うために生まれたのか? 4 人間は働くために生まれてきたのだろうか? 5 我々はどのような生き物なのだろうか? 第Ⅳ部 幸せのための政策 1 都市生活 ――関係の豊かな都市をつくる 2 子どものための政策 3 広告に対する政策 4 民主主義を変える 5 働き方をどう変えるか 6 健康のための政策 7 関係を豊かにする政策への反論 第Ⅴ部 2008年の金融危機 1 恐るべき米国の消費者の誕生 2 防御的資本主義の内部爆発 3 何をすべきか? 4 オバマ政権を振り返る 第Ⅵ部 関係の豊かな社会は可能だ 1 可能な現実の要素 2 20世紀は終わった 〈解説〉 関係の豊かさとポスト成長社会 1 はじめに 2 翻訳の経緯 3 『幸せのマニフェスト』を読む 4 日本への示唆―関係の豊かな社会は可能だ 著者プロフィール ステファーノ・バルトリーニ イタリアのシエナ大学政治経済・統計学部准教授。ロバート・パトナムの社会関係資本の研究に影響を受け、経済成長と開発が先進社会の幸福度、社会関係、生活環境に与える様々な影響を分析する研究をイタリアで牽引している。2010年にイタリア語で刊行された『幸せのためのマニフェスト』は、ポスト成長社会の展望を「関係の豊かさ」に焦点を当てて考察する良書である。本国でベストセラーとなるほか、ヨーロッパ各国語に翻訳され好評を博している。日本語特別編集版では、欧米諸国における右派ポピュリズムの台頭の背景やマスメディアで取り上げられない急進左派運動の躍進についての分析など、2010年代の混迷する世界情勢についての考察を新たに加えている。 (出版社ホームページより)
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脱成長と食と幸福
¥3,190
セルジュ・ラトゥーシュ(著/文)中野 佳裕(翻訳) 発行:白水社 2024年8月刊行 四六判 230ページ 紹介 地球の健康も考え、脱成長しながら豊かに食べてゆく方法──「節度ある豊かさ」で生きのびる技法を、幸福と食の観点から示す。 [目次] 序章 第1部 脱成長、そして幸福の逆説──簡素に生きる歓び 第1章 「良き生」の変容──天国での至福から富の所有へ 第2章 富の指標の批判からブエン・ビビールの再発見へ 第2部 美食、ジャンクフード、脱成長 第3章 脱成長は食生活をどのように変えるか? 第4章 脱成長とスローフード 第5章 脱成長と肥満 第6章 余り物に対処する技術──廃棄物問題を考える 結論に代えて──カタツムリの二つの教訓への回帰 エピローグ──パンデミック以後 謝辞 解説 訳者あとがき 註記 著者プロフィール セルジュ・ラトゥーシュ (セルジュ ラトゥーシュ) (著/文) セルジュ・ラトゥーシュ(Serge Latouche) 1940年生まれ。フランスを代表する経済哲学者・思想家。パリ南大学(オルセー)名誉教授。主要著書に『脱成長』(白水社文庫クセジュ1040)、脱成長がもたらす働き方の改革』(白水社、2023年)、『経済成長なき社会発展は可能か?──〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学』、『〈脱成長〉は、世界を変えられるか?──贈与・幸福・自律の新たな社会へ』、『脱成長(ダウンシフト)のとき──人間らしい時間をとりもどすために』などがある。 中野 佳裕 (ナカノ ヨシヒロ) (翻訳) PhD(英サセックス大学)。専門は社会哲学、グローバル・スタディーズ、社会デザイン学。 立教大学社会デザイン研究科特任准教授。 単著に『カタツムリの知恵と脱成長──貧しさと豊かさについての変奏曲』(コモンズ、2017年)、共編著に『21世紀の豊かさ──経済を変え、真の民主主義を創るために』(コモンズ、2016年)など。訳書にセルジュ・ラトゥーシュ著『脱成長』(白水社文庫クセジュ、2020年)、『脱成長がもたらす働き方の改革』(白水社、2023年)、ステファーノ・バルトリーニ著『幸せのマニフェスト──消費社会から関係の豊かな社会へ』(コモンズ、2018年)、セルジュ・ラトゥーシュ著『〈脱成長〉は、世界を変えられるか?──贈与・幸福・自律の新たな社会へ』(作品社、2013年)、ジャン=ルイ・ラヴィル編『連帯経済──その国際的射程』(北島健一・鈴木岳との共訳、生活書院、2012年)、セルジュ・ラトゥーシュ著『経済成長なき社会発展は可能か?──〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学』(作品社、2010年)など。
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カタツムリの知恵と脱成長
¥1,540
中野佳裕 著 コモンズ A5判/152ページ 2017年12月 「大きな家(=殻)を欲しがったちびカタツムリはその願いを実現しました。 でも、まわりにエサがなくなったとき、殻が重すぎて仲間たちのように動けず、 やがて餓死してしまったのです。 過剰な成長を求める人間は大丈夫でしょうか?」 ホンモノの豊かさを構想するための「思考の物差し」の提供を目指す作品。 現代思想の最先端を取り込みつつ、わかりやすく論じる。 大学や市民勉強会のテキストに最適。 目次 プロローグ 世界をケアするために 第1章 カタツムリの知恵と脱成長 第2章 〈貧しさ〉を問い直す マジード・ラーネマの思想を訪ねて 第3章 精神の地域主義 セルジュ・ラトゥーシュの思想との出会い 第4章 生まれてくる生命を支える社会を創る エピローグ そしてスイミーになる And Becoming Swimmy (出版社ホームページより)
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新百姓2号
¥3,150
■『新百姓』2号概要 発酵部数|8,888冊限定、全てに手作業でシリアルナンバー打刻 定 価|3,150円(税込) (=米サイコウ!) 判 型|B5変形判 頁 数|254P(フルカラー) ■『新百姓』とは:人間の創造性の解放を促す雑誌 『新百姓』では、「なぜ人類はいまだに毎日を遊んで暮らせないのか?」 (Why can’t we be playful everyday?)を根底の問いに掲げています。 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、 人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。 そういったものに疑問を持ち、それを単に敵として抗うのではなく、 その巨大なシステムすら遊び道具として活用する、 そんな新しい生き方を探究している人たちの 問いと実践の物語を紹介する雑誌です。 毎号、古来から人間が行ってきた根源的な営みを1つずつ特集テーマに掲げ、 その意味を深め、捉え直して転回することを試みます。 2号のテーマは、「米をくう」です。 (出版社より)
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大人になるっておもしろい?
¥968
自分を信じきれず,個性や〝らしさ〟を探しながらも一方で人と違わないことに心を砕く若者たち.大人になる直前のとまどいや悩みは尽きず,未来に希望を思い描くのも難しい.そんな10代に魂をゆさぶる数々の物語を通して,悩むこと,傷つくことを恐れず,もっと伸びやかに自由に生きようと呼びかける,青春の羅針盤となる一冊.巻末には,ブック+αのリストも付す. (出版社より)
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お月さまになりたい
¥1,430
三木卓 作 及川賢治 絵 偕成社 学校の帰り、ぼくは1ぴきの犬と出会った。どうの長い、白と茶のぶちの犬だ。口ぶえをふくと、うれしそうにとんでくる。ぼくは白い犬が好きだから、そうだったら、かってやるんだけど……と思ったとたん、犬はまっ白に! そのうえ「こうなれば、かってくれますね」なんて話しかけてくる。 ぼくと犬のユーモラスな会話と意外なストーリー展開にひきつけられて読み進めるうちに、孤独と友情をめぐるせつない思いに胸を打たれる珠玉の童話。 1972年に発表されてから半世紀をへてなおみずみずしい名作が、魅力的なオールカラーのイラストにより新たな絵童話に。
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ふみさんの自分で治す 草と野菜の常備薬 改訂新版
¥1,870
身近な草や野菜が民の中でどのように使われ、愛され敬われてきたのかを、ふみさんの語りと研ぎ澄まされた文体で知ることができます。おばあちゃんから聞かせてもらうお話のようで、あくまでも温かみのある語りです。 (ルリユール書店) 「病い知らせるからだの中からの信号に耳を澄ませて」――民俗信仰の『集まりっこ』のなかで、ばっちゃんの膝に抱かれ女ご衆のかわす話を聞くともなく聞きながら“風のように光のように、自然に覚えた”豊かな薬草の知恵。今日までたくさんの人たちを癒してきた一条ふみさんからの温かく、心にしみる贈り物。 (出版社ホームページより) 一条ふみ 自然食通信社 2004年 A5並製 234ページ
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肩書きのない人生
¥2,200
渡辺京二 弦書房 紹介 ここ一年ほどの渡辺京二さんの発言内容をまとめました。 「世界が不景気になったから自分は不幸になったとか、日本は世界で一流国となったから幸せになった、ってなことは一切ない。僕の生涯の幸福というのは、一切そういうのとは関わりがなかったの」。昭和5年生れの独学者の視角は、限りなく広い。終りなき思索の旅から紡ぎ出される言葉を、独特の語り口で収録した発言集の第2弾。本書には、〈1970年10月~12月の日記〉も初収録される。三島由紀夫事件への想い、最初期の水俣病闘争の実情、日々の読書録等、渡辺史学の源を初めて開示。「自分と向き合う」大切さがわかる一冊。 目次 肩書のない人生 寄る辺なき時代を生きる あなたにとって文学とは何か 道子の原郷 コロナと人間 日記抄(一九七〇年十月~十二月)
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ぼくがエイリアンだったころ
¥1,980
ぼくがエイリアンだったころ トンマーゾ・ピンチョ著 二宮大輔訳 2024年9月8日 仕様 文庫判 装丁 有園菜希子 「エイリアンの子供が他にも山ほどいると思っていた。間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがあちこちに」 灰色の空をしたアメリカ西海岸の街アバディーン。 周りの大人たちへの不信感から、9歳の時に眠ることをやめた青年ホーマー・B・エイリアンソンは、ある夜、橋のたもとでカートと名乗るミュージシャンに出会い、ドラッグに溺れてゆく。 身を削りながら自らの音楽表現を追求するカートと、別世界の恋人を求めて旅に出るホーマー。 間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがたどりつく先とは―― イタリアのポストモダン文学の奇才トンマーゾ・ピンチョの代表作。 トンマーゾ・ピンチョ(Tommaso Pincio) 1963年ローマ生まれ。ローマ美術大学卒業後、漫画家としてデビュー。80年代後半から90年第前半にかけてはニューヨークで画家に弟子入りしていた経験を持つ。1996年に作家としてデビューし、2002年に『ぼくがエイリアンだったころ Un amore dell’altro mondo(原題直訳:別世界の恋人)』で注目を集める。その後も中国人に占拠された近未来のローマを描いた『チナチッタ Cinacittà』など、問題作で話題を呼ぶ。大手紙でアメリカ文学についてのコラムを寄稿するほか、フィリップ・K・ディックやジョージ・オーウェルなど、著名なアメリカ人作家のイタリア語訳も手掛ける。トンマーゾ・ピンチョという筆名は、ポストモダン文学の旗手トマス・ピンチョンをイタリア語風にしたもの。文学だけでなく、アメリカのサブカルチャーに精通しており、それを独自の視点でイタリア語に落とし込むのが彼の文体の特徴となっている。 二宮 大輔(にのみや・だいすけ) 1981年、愛媛県生まれ。2012年にローマ第三大学文学部現代言語と文学科を卒業。卒業論文のテーマは『レオナルド・シャーシャとモーロ事件』。帰国後は京都で観光ガイドをする傍ら翻訳に従事。2016年、青年座劇場で上演されたエドゥアルド・デ・フィリッポの戯曲『フィルメーナ・マルトゥラーノ』の邦訳を担当。訳書に、ガブリエッラ・ポーリ+ジョルジョ・カルカーニョ『プリーモ・レーヴィ――失われた声の残響』(水声社、2018)、トンマーゾ・ピンチョ「紙とヘビ」『翻訳文学紀行Ⅲ』(ことばのたび社、2021年)クラウディオ・マグリス『ミクロコスミ』(共和国、2022)などがある。
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翻訳文学紀行Ⅵ
¥990
翻訳文学紀行Ⅵ ことたび編 2024年9月8日 仕様 文庫判/186ページ 装丁 有園菜希子 目次 1. もうひとつのアメリカ――英語文学(アメリカ) 『ストーリーテラー』より「黄色の女」「雨雲を送る男」 レスリー・マーモン・シルコウ 著 大松 智也 訳 2. 安請け合いはほどほどに――ハンガリー語文学(ハンガリー) 「中央署当直にて」 レィテー・イェネー 著 中井 杏奈 訳 3. 故郷よ、よみがえれ――アラビア語文学(パレスチナ) 「ワーディ・ニスナースの新しい地図」 ターハー・ムハンマド・アリー 著 西道 奎・溝川 貴己 訳 4. 物語を書きかえよ――ドイツ語文学(オーストリア) 『ゴットランド島』より第一部「創世記」Ⅲ「カインとアベル」 ミヒャエル・スタヴァリチ 著 髙田 緑 訳 5. 時代は走り去る――華語文学(中華民国) 「鉄漿」 朱西甯 著 藺豪 訳
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翻訳文学紀行Ⅴ
¥1,210
SOLD OUT
翻訳文学紀行V ことたび編 2023年9月10日 仕様 文庫判/232ページ 装丁 有園菜希子 目次 悲しみはどこからやってくる?―スワヒリ語文学(タンザニア) 「バレンズィ」E・ケジラハビ著 小野田風子訳 獄中からの声―中国語文学(中国) 「文天祥詩選」文天祥著 村田真由訳 とどろきに耳を澄ませて―ドイツ語文学(イタリア) 「ロンボ」[抄訳]エスター・キンスキー著 中村峻太郎訳 町の記憶を呼び起こす―ポーランド語文学(ポーランド) 「私はバリケードを築いていた」[抄訳]アンナ・シヴィルシュチンスカ著 山本悠太朗訳 直感か、妄想か―チェコ語文学(チェコ) 「ベター・ライフ」ミハエラ・クレヴィソヴァー著 家田恭訳
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翻訳文学紀行Ⅳ
¥990
SOLD OUT
世界の様々な言語で書かれた文学作品の中から、どうしても翻訳したい!という気持ちで選ばれた作品たちが収められています。 最新号の4号では、 台湾の近代文学を担った作家による台湾旅行記、 カフカの恋人として知られているミレナのモードや政治の新聞記事、 クック船長とカメハメハの邂逅の描いた演劇(英語とハワイ語)など収録されています。 まだ知らない世界へ、翻訳者という「旅人」が読者を誘います。 文庫本サイズで、各作品が読みやすい長さです。 それぞれの作品が持つ濃厚な世界が鮮烈に感じられます。 (ルリユール書店) ―――――― 『翻訳文学紀行Ⅳ』 ことばのたび社 2022年9月
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アルテリ 18号
¥1,320
2024年8月 橙書店発行 こんばんは。アルテリの最新号が届きました。 18号となる今号も様々な書き手と作品が集まった雑誌となっています。 石牟礼道子さんと渡辺京二さんの作品も掲載されています。 それぞれの書き手の文章や詩や絵に触れると、心や体の色々な通り道から静かな力をもらうように感じます。 巻末には熊本のイベントで開催された、発行人の橙書店の田尻久子さんと作家の武田砂鉄さんの対談が掲載されていて、そちらも読み応えがあります。 (ルリユール書店)
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その日暮らし
¥1,760
坂口恭平 palmbooks ご自身による水彩画が装幀に使われた、軽やかで美しい本です。 エッセイ集であり、鬱についての長いあとがきがら収められています。 畑のこと、創作のこと、家族のこと、熊本のこと、いのっちの電話のことなどが、読み手は坂口さんのすぐ近くにいて一緒に色んなことを感じられるような文章が並んでいます。 熊本の渡辺京二さんに初めて会って自身の小説への感想をもらった時、「石牟礼道子の文章をはじめて読んだときに味わった感覚に近いと言ってくれた」と書かれています。 この本を読むと、渡辺さんの感想が分かるような気がします。気になる方はぜひ手に取ってみてください。 (ルリユール書店)
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美しい想い出
¥1,500
永嶋拓仁 詩・絵 アーティストの永嶋拓仁さんがスリランカ、インド、デンマークなどの旅を通じて制作された作品です。 旅と花と人と風景と、様々な想い出がページをめくる度に美しく流れていく小さな本です。 一枚一枚の花の絵は、詩の言葉と合わさって色々な物語を聞かせてくれる、不思議な力を感じます。
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空の広場 43号
¥200
2024年7月31日発行
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空の広場 37号
¥200
清水あすかさんによる、詩と絵の季刊個人ペーパー。 表面と裏面で楽しめ、屏風のように折りたたまれているので、立てて飾ったり、額にいれて鑑賞したりと、力強く豊かな世界が広がっています。
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空の広場 36号
¥200
清水あすかさんによる、詩と絵の季刊個人ペーパー。 表面と裏面で楽しめ、屏風のように折りたたまれているので、立てて飾ったり、額にいれて鑑賞したりと、力強く豊かな世界が広がっています。
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雨だぶり。
¥1,760
SOLD OUT
八丈島の詩人、清水あすかさんの第5詩集『雨だぶり。』。 装画と装幀をご自身で手掛けられています。 24編の詩が収められ、読む度に新たな発見のある詩集です。 収められた詩の中から、当店の好きな詩を2つ紹介します。 “月が まんげつから、なんにちか たって、上のそげた 形をしていて、 カナリヤシが鳴る、向こう ぬえの鳴く、夜には さびしくないくらい。なんだかあたりが 満ちているから。” “アスファルト一歩が百年 この毎日をかけてする支度 ひとつひとつ増えていくあとへ。 止まったパワーショベル骨の下くぐれ。 わたしはわたしを割る蝉の声の線ぜんぶに火をつけながら歩いて帰る。” 前詩集から5年ぶりの詩集。 詩と絵の個人誌「空の広場」や詩誌「びーぐる」などに発表した詩と未発表のもの含め、様々な詩が収められています。 (ルリユール書店) ―――――― 『雨だぶり。』 清水あすか(詩・装画) 2021年5月 発行 イニュニック 13×18,5×0,5cm
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腕を前に輪にして中を見てごらん。
¥1,980
清水あすかさんの第4詩集です。 2016年10月 南海タイムス社発行
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二本足捧げる。
¥1,650
清水あすかさんの第3詩集です。 挿画もご本人が手がけられています。 2012年5月 南海タイムス社発行