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ジョルジュ・サンド――自由、愛、そして自然
¥2,420
SOLD OUT
持田明子 A5変並製 280ページ 刊行日: 2004/6 “自由を生きた女性” 生誕200年記念出版! “田園小説”“恋多き女”等の今までのサンド像を一新! いち早く“近代”を疑問視し、女性による新しい世界認識の革命をもたらしたラディカルな思想家・サンドの全体像を明らかにする。 写真・図版約170点 目次 〈序〉 サンド、 自由な女性 ミシェル・ペロー 1 一族の物語 1694-1799年 2 父母の物語 1800-1804年 3 風変わりな少女の物語 1804-1822年 4 地方の若妻の物語 1823-1830年 5 〈自由〉 を求めた女性の物語 1830-1832年 6 〈ヴェネツィアの恋人たち〉 1833-1835年 7 芸術家の輪 1834-1836年 8 ショパン 1836-1839年 9 政治の季節 1830-1848年 10 革命の嵐が過ぎて ―― ノアンの奥方 1848-1876年 〈付〉 同時代人の証言 バルザック / ボードレール / ハイネ / マッツィーニ / フロベール / バクーニン / ドストエスフキー ジョルジュ・サンド著作一覧 ジョルジュ・サンド略年表 あとがき 人名索引 (出版社ホームページより)
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スピリディオン
¥3,080
スピリディオン 物欲の世界から精神性の世界へ ジョルジュ・サンド セレクション ジョルジュ・サンド 大野一道 ,訳 藤原書店 2004年10月 321p 世間から隔絶された18世紀の修道院を舞台にした神秘主義的哲学小説。堕落し形骸化した信仰に抗し、イエスの福音の真実を継承しようとした修道士スピリディオンの生涯を、孫弟子アレクシが自らの精神的彷徨と重ねて語る。アレクシもスピリディオン同様カトリックの現実に絶望、一時プロテスタンティズムに傾き、ついで18世紀の無神論的哲学に惹かれる。が、最後にキリスト教を超える新しい信仰「永遠の福音」の教えを、スピリディオンの墓を暴いて発見、そこに人類全体の連帯と解放の夢を聞き取り、迫り来るフランス革命に、夢の一部の具体化を感じる。正統の中から生まれた異端的思想こそ未来を担うものであることを、サンドは主人公たちの生き方を通して描いた。
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黒い町
¥2,640
ジョルジュ・サンド 石井啓子訳=解説 296ページ 刊行日: 2006/2 “女性による初の産業小説” 19世紀半、ドストエフスキーやゾラに先立ち、労働者の生活を初めていきいきと描いた女性、ジョルジュ・サンド。谷底の工場の町〈黒い町〉を舞台に、愛し、悩みながら自ら道を切り拓いてゆく労働者の姿を描きだす画期的作品。 目次 第 1 章 若き刃物職人の悩み 第 2 章 トニーヌへの想い 第 3 章 恋よりも成功? 第 4 章 あばら家のオードベール 第 5 章 空想家の夢と絶望 第 6 章 おんぼろ工場の主 第 7 章 嵐の夜に 第 8 章 賢明なトニーヌ 第 9 章 工場の危機 第10章 苦闘するセテペ 第11章 トニーヌの迷い 第12章 遍歴の旅へ 第13章 故郷への帰還 第14章 再 会 第15章 〈御令嬢〉 とは? 第16章 労働讃歌 訳者解説 (出版社ホームページより)
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ジャンヌ
¥3,960
ジャンヌ―無垢の魂をもつ野の少女 ジョルジュ・サンド セレクション第5巻 (全9巻・別巻一) ジョルジュ サンド 持田 明子 四六変上製 436ページ 刊行日: 2006/06 バルザック、ドストエフスキーらが絶賛した作品!! ガリア時代からの土俗信仰と融合した一途な聖母崇拝を心深くもちつづける、一点の曇りもなく無垢で美しい羊飼いの娘ジャンヌ。妖精ファド、“夜の洗濯女”、金の牛――ベリー地方の伝説が散りばめられた、神秘的な農民小説。 ドストエフスキー評:「百姓娘の中に、突如ジャンヌ・ダルクの姿を復活させる」 バルザック評: 「驚嘆に値する傑作」 目次 プロローグ 第 1 章 ガリアの町 第 2 章 墓 地 第 3 章 死んだ女の家 第 4 章 嵐 第 5 章 田舎司祭の博学 第 6 章 稲 光 第 7 章 エプ=ネルの石 第 8 章 洗濯女 第 9 章 村との別れ 第10章 結婚の計画 第11章 4月の魚 第12章 風変わりなジェントルマン 第13章 兄と妹 第14章 アーサー卿 第15章 眠らぬ夜 第16章 バルロ山のウェレダ 第17章 気高い羊飼いの娘 第18章 干し草の取り入れ 第19章 青年の愛 第20章 さらば、 街 第21章 幻 影 第22章 モンブラの塔 第23章 放浪者 第24章 不 幸 第25章 結 び 作品解題 訳者解説 (出版社ホームページより)
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ちいさな愛の物語
¥3,960
サンド晩年に孫たちに聞かせる形で書かれた児童文学。野の花や雲、鳥や樹たちとの交感が生き生きと描かれたファンタジーの数々が収められています。大人に今読んでもらいたい本です。 (ルリユール書店) ジョルジュ・サンド 小椋順子訳=解説 藤原書店 四六変上製 520ページ 刊行日: 2005/4 ジョルジュ・サンド セレクション8 19~20世紀の多くの作家に影響を与えた女性作家の集大成 その多くの作品が子供たちにも親しまれているサンドが晩年、孫たちのために書いた2巻の作品集からとりわけ優れたものを精選。「ものを言うカシの木」、「ばらいろの雲」、「ピィクトルデュの館」など、美しい幻想と現実の交錯する世界を通じて人間の生き方、人間にとって最も大切なことを語りかける。 目次 ピクトルデュの城 女王コアックス バラ色の雲 勇気の翼 巨岩イエウス ものを言う樫の木 犬と神聖な花 花のささやき 埃の妖精 牡蠣の精 訳者解説 (出版社ホームページより)
